スチームセール中の良ゲーVVVVVV

上記のVVVVVVは別に「うはwwww良げーwwwwwうぇwwwww」って書こうとしたのではなく
「VVVVVV」というゲーム名。なんというシンプルでいてむかつくタイトルか。

スチームで4.9ドルの1割引き4.5ドルでセールになっていたので買ってみた。
日本円にして約40円の割引。そこまでして売りたいのかと。

インストール20秒ほどで終了。如何にこのゲームがライトなものであるかは上のタイトル画面を見れば言うまでもない。
やってみる。


このゲームをプレイするに必要なキーはファミコンのコントローラのボタン数で事足りるほど単純。
左右に動き、重力を反転させながら足場を渡り進んでいく横スクロールアクション。プレイにはゲームパッドが向いている。


アクションゲームをやったことがある人ならこういうギミックは最早何の新鮮味もない(風のクロノアワギャンランド等に出てきた記憶がある、最近ではマリオギャラクシーなど)

ただやっぱり目について素晴らしいのはそのグラフィックがあくまでもレトロでありセンスを感じる色調であることとファミコンサウンド(もちろん正確には8bitじゃないけど)に拘られていること。
この2点につきる。


画像ではBGMの素晴らしさを伝えることはできないので是非一度トレーラー映像などでその片鱗でも聞いて欲しい。
俺は北欧などでよくチューンされているファミコンサウンドの創作BGM(こういったジャンルの音楽ジャンルの名前を忘れてしまった)が大好きなのでまさに胸が熱くなるな状態だった。

難があるとすれば台詞などすべての言語が英語表記なのでストーリーを追うことにおいて英語に疎い人は難しいかもしれないが、使用されているセンテンスはどれも高校英語レベルなのでそれなりに英語が出来る人はしっかり台詞も追うことが出来るだろう。
英語が読めないことでプレイに支障が出ることはありえないほど単純なシステムなのでその点においては安心してプレイできる。

ファミコン時代ならではの強制スクロールなどのステージもあり難易度も後半にいくとかなり高くなった。
つまり死にまくるわけだが(ミスは即死)そこは沢山のチェックポイントが用意されており自機数の概念も無限であることがカバーしている。
とはいえ、ミスをすると戻されるわけでミスをしないでスイスイ進めるようになると気持ちいいしカッコイイ。

初見では死にまくるゲームではあるがハまる人はTAなどを試みるのもいいかもしれない。
大会などもあったら面白いと思う(そこまでメジャーなものではないので難しいだろうが)

注文があるとすればチェックポイントの有無を選べるドMゲーマー向けスイッチが欲しかった(需要は少ないのだろうか・・・)

しかしその事以外には特に不満もなくプレイできる。
シンプルであるが所以の無駄のなさが活きている。
面白いと主張して人に勧めるゲームではないかもしれない。ただこのゲームにはファミコンからゲームに慣れ親しんだ俺ら近辺、あるいはそれより上の世代には「一度触れて欲しい」ゲームであることは間違いないだろう。

ボリュームはかなり少ないゲームだがこの安さを考えてもコストパフォーマンスは良。
要求スペックも高くないのでこれを機にスチームアカウントをとってこのゲームを購入してみるのはいかがでしょう?